身をもって実感した「母は強し」という意味!
私が娘を出産した時は、それは凄絶な経験をしたのです。
妊娠後期から、胎児の成長が止まり始めてきました。
それと同時に、時折お腹の張りも頻発するようになってきたため、
産婦人科に受診して、張り止めのお薬も処方されていたのです。
なるべく安静にするよう、お医者様からは言われていたものの、
その「安静」という意味を、あまり深刻に感じていなかったのかもしれません。
そして、予定日を1ヶ月後に控えていた日曜日の早朝、
突然の出血と破水・・・。
急いで病院に行くと、すぐに大きな病院にいかないと
危険だといわれてしまったのです。
その後、救急車で大学病院に救急搬送されました。
病院到着後、5〜6人の先生が診察室に入って来られました。
とても怖くて不安だったため、体の震えが止まりませんでした・・。
そして、色々な検査をした結果、帝王切開ですぐに胎児を取り出さないと、
母子ともに危険をいう事態になったのです。
お腹の中に赤ちゃんがいるために、全身麻酔はできなかったので、
局部麻酔という形をとって頂くことになったのですが、
あまりの緊張からか、麻酔がほとんど効きませんでした。
その場合、かなりの痛みを感じることを、先生から告げられたのですが、
とにかく、我が子の命が無事であることしか、私が望むことはなかったので、
「出してください!」と、そう先生方にお伝えしました。
そして、帝王切開スタート。
先生方のお力もあり、無事我が子を世に誕生させて頂くことができました。
出生体重は、わずか1400gほど・・。
我が子には、「よくがんばったね・・」と、何度も心で感謝をしました。